ある曇った日に

posted in 02:02 September 29, 2005 by 

日は府中市立中央図書館へ行った。


“三浦環 全集”5枚組
 蝶々夫人
 「ある晴れた日に」


のCDを探しに。
どこ探してもなくて、ネットでここにあることがわかっていても、はいありますね!と受付の人に言われてからでさえまだ疑っていた。

小躍りしながら、やっと手にしたCDを試聴コーナーで試聴してみた。
色気のある美声と、時代を感じるわずかなノイズ音に、感極まった。
5枚のうち3枚を厳選し、急いで貸し出しコーナーへ。


が、
しかしだ…



受付嬢  「23区の方へは貸し出しできません」 
事務的対応、よくあるんだろう

わたし  「どこ探してもなくてやっとここで見つけられたんです、どうしても無理ですか」                                       
ここを評価しつつ、必死に粘る

受付嬢  「申し訳ありません。府中市民の方でないと貸し出し登録できないんです・・・」
                                          
残念そうだが、確固たる意思表示

わたし  「来月にある舞台でどうしてもこの曲が必要なんです!」
                                          
芸術をダシにして食下がる

受付嬢   「申し訳ありません、何かいい方法があればいいんですけど・・・すいません」
                                         <
先輩格現れ、駄目押しの一喝喰らう




どうしたものかと考えてみる。


・CD屋を一から再捜索し、購入
・日本語パージョン曲自体を諦める
・こっそり盗んでこっそり返却
・ここで共犯者を探す


すると、試聴コーナーに人のよさそうな20代後半の青年が入って来て、隣の席に座った
よく耳を澄ますと、バッハ。

よし。


わたし     「すいませぇ~ん(困った顔で小声)あのぅ、実は来月・・・うんちゃらかんちゃら」
クラシック青年 「。。。。。(5秒沈黙)  3枚ですか?」
 
     
観察した目がCD3枚限度枚数を持つわたしの手元に止まる


わたし      「えっ、いえ、一枚でお願いします!!!!!!!!」
クラシック青年  「ん~、  じゃあ ・・・・ いいですよ」

わたし      「アリガトウございます!!!!!!!!!!!!!!!!!(涙)」



もしも彼がわたしのタイプだったら、お茶に誘うか抱きつくかしてたでしょうね
人の優しさに、感動


クラシック青年 「遅くなってすいません、返却日は10月5日ですから、それじゃ。」


無償の優しさに、感動
やっぱり名前くらいは聞いとくんだった・・・
でも、まるで電車男のエルメスみたいでやめておいた。
伊東美咲キャラじゃないだろう。
ごめんね、クラシック青年。
あなたのしたことは罪ではありません、わたしに感動と無償の愛を教えてくれました!
なんて考えながら中央線で仕事場に戻った。  完




この記事へのコメント

1. Posted by ま   September 30, 2005 10:35
ええ話やん。
書籍化→ドラマ化→映画化→ハリウッド進出を狙っていこか。
是非待ち伏せしてください^^;
2. Posted by monaka   September 30, 2005 23:52
ぉいぉい。ハリウッドってw
ここで十分。ていうか十二分。
待ち伏せ…?伊東美咲って待ち伏せするの?
3. Posted by ま   October 01, 2005 21:27
どうやろ?伊東美咲は待ち伏せせーへんかも。
あのドラマの登場人物としてならするかも。
見てないからよーわからんけどね。

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